ついに2013年も仕事納めとなりました。
直近の投稿でお知らせいたしましたとおり、当事務所は今日(27日)から
対外的な年末年始休業期間とさせていただいており、昨日は事務所忘年会
を行って一年を振り返りました。
が、結局、今日も、大掃除の傍らいつもと変わらず業務を行い、今度こそ
仕事納めを迎えた次第です。
今年も、お取引先、ご依頼者の皆様方には、たくさんの事件をお任せいた
だくとともに、研鑽を重ねる貴重な機会をいただき、たいへん充実した一
年となりました。
これもひとえに、皆様方のご支援・ご愛顧の賜物と、厚く感謝申し上げる
次第です。
ちなみに、今年一年を振り返ると、当事務所としては特筆に値する大きな
出来事が2つありました。
一つは、私(弁護士鏡味)が約3年の間携わり、某企業等に対する従業員
地位確認(解雇無効確認)、損害賠償請求事件の訴訟代理人(原告側)を
務めていた労働訴訟事件が終結したことです。
この事件は、昨年12月24日に長野地方裁判所において原告の完全勝訴
といってよい内容の判決がなされ、その後、被告側の控訴によって東京高
等裁判所に事件が係属していたものですが、本年秋、一審が認容した係争
期間中の給与相当額、慰謝料等々に加え、被告が原告の合意退職と引き換
えに相応の解決金を支払うという内容の勝訴的和解により、事件が終結と
なりました。
過去には、上記事件の他にも地位確認・損害賠償請求訴訟を複数受任し、
無事に事件が終結したことがありますが(現在も同種の訴訟事件を抱えて
いますが)、上記事件が特筆に値するのは、事件の重大性等からマスコミ
等の注目度が大きく、前記の長野地方裁判所の判決が「労働判例」(2013
年9月1日号)に掲載されたという点です。
「労働判例」とは、全国の労働関係訴訟のうち、特筆に値する注目の判決
を取り上げる判例実務誌で、このような重要な実務誌に、自身が担当した
事件が掲載されるというのは大変光栄なことです。
当事務所は労働事件を重点取扱分野としておりますが、これを励みに今後
も多くの事件で皆様のお力になれるよう頑張りたいと思います。
もう一つの大きな出来事は、新たに自動車損害保険会社と継続的提携契約
を締結したことです。
すでに平成22年から他の損保さんとの間で同様の提携契約を締結させてい
ただいており、これまでも多くの交通事故事件の処理をお任せいただいて
おりましたが、本年は新たにお声かけをいただいたことで、交通事故事件
が当事務所の主力分野の一つとして定着した次第です。
自動車事故は無くなることが一番ではありますが、起きてしまった事故に
ついては、請求者側・被請求者側を問わず、適正な権利義務関係が実現さ
れるようこれからも尽力して参りたいと思います。
と、本年は当事務所にとって非常に充実した1年でした。
本年中に無事に解決した事件もあれば、年を跨いで処理が継続する事件も
ありますが、来年もより一層研鑽を重ね、少しでも皆様方のお役に立てる
よう頑張りたいと思いますので、何卒、変わらぬご支援・ご愛顧をいただ
ければ幸いです。
それでは、皆さま、良いお年をお迎えください。
本年は誠にありがとうございました。