みなさんは、立石寺というお寺をご存知ですか。
山形県は、 山寺 という所にあるお寺なのですが、文字通り、
石(断崖絶壁)に立って(建って)いるようなお寺です。
さあ、聞いたことないなぁ、という私と同じ情報レベルのあなたでも、
―――― しずけさや いわにしみいる せみのこえ ――――
という一句は何となく耳にしたことがありますよね。
そう、芭蕉さんの有名な一句です。
芭蕉さんがこの会心の一句をお詠みになった場所が、立石寺なんだそうです。
今回、用事のついでにその立石寺に行ってきました。
仙台駅から「仙山線」で、山寺駅へ。
駅から歩いて山道をのぼると、
いらっしゃいました、芭蕉さん。
逆光具合が風流です(?)
わびさびってやつですかね(??)
隣にはお弟子さんの曾良(そら)さんも。
こっちは採光具合が適切すぎて師匠のオーラには敵いません。
そして、あの一句をよんだ「岩」がここ(らしいです)。
沁み入ってますね~蝉さんたちのお声が・・・
ん、聞こえないぞ、聞こえないぞ。
それもそのはず、もう10月末でした。
なんならちょっと寒いっす。
そしてちょうど千段あるという石の階段を登り切ると、
ありました、断崖絶壁に聳え立つ寺。
と思いきやこれは寺ではなく、修行僧のための修行部屋だそう。
本気で命がけの修行ですねこれは。
立札には「危険」。
さすがに見ればわかります。
むかしのお坊さんは大変だったんですね・・・・
そんじょそこらじゃ見られない珍しい景色に驚きました。
みなさんも行ってみてください。
できれば蝉の声が聞こえる時期だともっといいかもですね。
おしまい。